おしゃかしゃま/RADWIMPS

もしもこの僕が神様ならば 全てを決めてもいいなら
7日間で世界を作るような 真似はきっと僕はしないだろう
きっともっとちゃんと時間をかけて また きちっとした計画を立てて
だって焦って急いで 作ったせいで 切って張って 作って壊して

増やして減らして 減らしたら増やして
なして どうして ってなんでかって?
「?」出したフリして 分かってるくせして
「話して 聞かせて なんでなんで」

だって馬鹿なんだって人類なんて
そりゃそうなんだって分かってるって
だから1、2、3で減んじゃえばいいんだって
だって なんてったって

エゴ/sasakure.UK

「うたをうたうのが、下手だなあ。」
僕は、ひとりで泣いていた

君が手を差し伸べてから
世界はヘタクソをやめていた
かりそめと仮象 ササメキと模索
…うたはまだ、続いているの?


愛がもう愛をやめても
ワガママにどうか残っていてよ
本当はみんな あの世界が
もう少し続けと、願ってたんだ

人間関係(つながり)に閊(つか)えても
始まりを恥じていても
戻れないの 幾星霜 ただ
・・・・・
くだらなくは なかったはずさ

うたをうたうのが、下手でよかった
君と、ふたりで泣けるなら
キマイラ/sasakure.UK

継いで接いだ規則(きまり)をなぞって
意味もなく喚く鳥達は
悲劇のループに従って
心の行方 塞いでゆく

キマイラ そんな遺伝子 問う 正しいだけの軀を
繋いだ 間違ってるか? 散散(ばらばら)に見えるだろう
不安がる 終末論者が  悪魔をただ憎んでいた
それが己の姿だという事にすら気付かずに

小さすぎた世界の隅で
「決して」と喚く感情は
きっと自分じゃないのだろう
心が誤摩化されてゆく

キマイラ そんな遺伝子 問う 正しくもないカラーを
塞いだ 間違ってるんだ いびつに違ってゆく
脳裏に 刻んだ論理が  悪魔を証明してゆく
継ぎ目に這わせた指先が ただずっと震えていたから

キマイラ そんな遺伝子 問う ばらばら喚く鳥達を
喰らった きっとこれが 都合の善い世界だ
小さすぎた世界に 孤の軀は窮屈だ
「消して」と喚いた感情は
“愛”と名付けられた
心という名の不可解/Ado

永遠と静寂の
戸をたたいた言伝
私はいつまで
忘れているつもりだろう

明日を繋いだ指で
取りこぼしてきたものを
数えてしまう
虚しさのままに

心音を吐いている
心音を吐いている

本当は

乱暴に君が触れてくれたら
ぽっかり覗く空白も埋められる

数式で一切を証明しない
心という名前の不可解を
素直になれぬ私の

ことを見抜いてよ

ネジ巻き師と太虚鳥​​​​​​​/sasakure.UK

one white crow said
白い鴉は云った

“you've been chosen
「御前は選ばれたのです

to wind this world,
―“終わり”のときまで、

until the end”
世界の螺子を巻きなさい」


the first end came so suddenly you couldn't say good-bye to me
一度目の終わりは突然だった 君に別れさえ云えなかった

the tenth end came with agony, I thought that we were meant to be
十度目の終わりは苦悶だった 僕らは運命に抗おうとした

the hundredth end was simply just an apathetic day for me
百度目の終わりは瑣末だった 唯の無感動な日常だった

the thousandth end was ecstasy, the people begged for to me to bleed
千度目の終わりは恍惚だった 人々は僕に犠牲を乞うた

the millionth end was vanity, I thought I saw you smile at me
幾度目の終わりは虛空だった 誰かが僕を嗤った気がした

the billionth or the trillionth end, I gave up counting how many
何度目の終わりだ 僕は何時しか数えることを止めた


remember when I used to be you? unwind the world and your nightmare's gone
僕が君だった頃のことを憶えているかい?螺子を棄ててしまえば 悪い夢から醒められるのに

no, I can't leave the world by itself, ―it needs me until "the end"
厭、僕は世界を見放すことなんてできない ―“終わり”まで僕は必要なのだから

no, I refused to know what is true ―the world's the same without me
唯、僕は真実から目を背けていたかったんだ ―“僕なんか居なくたって、世界はちっとも変わらない”
QUI/sasakure.UK

「愛のため」とか「君のため」とか
都合の良い脚本でどうにかしようとしながら
数式が正解(こたえ)を求めるように
空白が許しを求めるように

“何を” 
   “知りたいの”
“知らないの” 
   “言わないの”
“言わないで” 
   “知ってるよ”
“君が後悔していること”

痛いの 死にたいの?
知らないよ ねえなんで?
構わないで 知ってるよ
空腹で歩けないのでしょう

クライア 錆びだらけの身体で 君を
繋ぎ止めるよいいね しがみ付いて もう一生

マリア 錆びだらけの言葉よ 僕を
繋ぎ止めてよどうか すくい上げて もう一度


だから 君にどうか生きて欲しいの
―どうしてだろう
その言の刃が心地よくてしょうがなくって

クライア 錆びだらけの言葉で 君を
繋ぎ止めてよどうか すくい上げて もう一生!

―どうしてだろう
その言の刃が愛しくてしょうがないのは

どうか 行かないで
サヨナラを 言えなくて
飲み込んで 理解した
僕が正解(こたえ)を知っている事


それがどんな都合良い
僕の脚本だろうと構わなかった君の愛は
僕に突き刺さった最後の、



“杭”だ
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